以前の記事で、愛犬が脱走する原因とその対策についてご紹介しました。そこでは主に、愛犬の身体的・心理的な部分に焦点を当ててのご紹介でしたので、今回の記事ではより具体的なケースと対策をご紹介していきます。

愛犬の脱走の原因と対策【逃げっちゃった…にならないために】

 

愛犬が迷子犬になるのはどういう時?

散歩中に

愛犬が迷い犬になってしまうケースで一番多いのは、散歩中に行方がわからなくなってしまう、という理由によるものです。

散歩中に首輪やリードが切れてしまったり、強い力で引っ張られ飼い主様の手から離れてしまったり。あってはならないことですが、ノーリードで散歩をしていてそのままどこかに行ってしまうことも。また、散歩途中に、飼い主様が買い物をしようとスーパーやコンビニの近くに愛犬だけを残して店内に入っている間に逃げてしまう、といったケースもあります。

自宅で

意外と多いのは自宅から逃げて、迷い犬になってしまうケースです。

室外飼育をしている場合は首輪やリードが切れる。ノーリードで柵や塀を飛び越えたり、ちょっとした隙間から脱走してしまう、というケースです。

また、室内飼育をしている場合は、玄関のドアや窓が開けっ放しになっており、そこから脱走してしまうというケースが多いようです。

アクシデントによって

以前の記事でお伝えしたように、犬は人の約4倍の聴覚で、大きな音に敏感です。それ故、雷や花火の音、パトカーなどのサイレンの音で驚きパニックになり、飼い主様の元から離れてしまうケースも多いです。Twitterでも、花火の音が原因で逃げてしまったという飼い主様の声を目にします。

また、少なからず、盗難にあってしまうというケースもあります。先述した、買い物のために目を離した隙きに狙われたり、堂々と家内に侵入して連れ去っていくものもあります。

花火の音で逃げてしまったというのは、本当によく目にするので皆様もご注意ください

 

迷い犬にならないために

しっかりとした”しつけ”

愛犬が迷い犬にならないために、まずはしっかりと”しつけ”をしておきます。迷い犬になる時は、飼い主様の目の前から脱走してしまう、という場合もあります。その際に愛犬への”しつけ”が出来、主従関係が築けている場合は、彼らを呼び戻すことができるので、迷い犬になってしまうことが少なくなります。

逃げ出す経路をなくす

室外飼育・室内飼育問わず、もしも愛犬が自由に動き回れるようになった際に、逃げ出せるようなルートを無くしておくことも重要です。愛犬は飼い主様が考えられないような隙間を通って逃げ出します。また、1度通ったルートは「通れる」という認識があるため、簡単な対策をしただけでは突破されてしまうこともあります。念には念を入れ対策をしましょう。

外出中に目を離さない

自宅と違い、外出中に見るものは愛犬にとって魅力的な、好奇心をくすぐられるものばかりです。また、思わぬアクシデントに遭遇してしまう可能性も高まります。自宅にいる時以上に愛犬に気を配り、決して目を離さないようにしましょう。

用具の点検を怠らない

形あるものいつかは壊れてしまいます。首輪やリードなど、毎日使っているものは知らず知らずの間にダメージが蓄積しており、瞬発的に大きな力がかかることによって壊れてしまうことも。普段から手入れをおこたらず、不備を発見したらすぐに新しいものと交換しましょう。普段の用心が、愛犬を迷い犬にしてしまうことを防ぎます。

首輪やリードが切れてしまい迷い犬になる、というのも多いです。愛犬の体格にあったものに、定期的に取り替えましょう。

 

愛犬が迷い犬になった時のために

飼い主の連絡先がわかるようにしておく

万が一、愛犬が迷い犬になってしまった時に、愛犬を見つけてくれた方が連絡出来るように連絡先を首輪などから分かるようにしておきましょう。首輪に連絡先の分かるキーホルダーやペンダントを付けておいてもいいですし、連絡先を記入した首輪を作成するサービスを行っている会社もあります。

 

また、BIT(ブーメラン・イット・ジャパン)という、紛失物回収サービスもあります。首輪などにBITから発行された識別コードを記しておけば、愛犬を見つけてくれた人がBITに連絡→飼い主様の元に情報が届く、といったサービスです。首輪に記しておくのはBITの連絡先と、愛犬の識別コードだけなので、個人情報保護の観点からも安心できます。

BIT「マイブーメラン」

 

さらに、最近ようやく普及してきたマイクロチップ。こちらですと、万が一、首輪やキーホルダーなど、情報を記したものを紛失した場合でも、保健所などで飼い主様を特定できます。賛否はありますが、愛犬と二度と会えない、ということを防ぐためにも有効な手段です。

Google検索「犬 マイクロチップ」

画像引用元:迷子ペット.NET

 

 

愛犬が迷い犬になった時のトラブルシューティングを把握しておく

もしも愛犬が迷い犬になったら…そんなことは考えたくもないですが、万が一のことを考えて知識を頭の中に入れておきましょう。迷い犬として保護された犬は1週間以内に処分されることが多く、自治体によっては3日足らずで処分されてしまいます。初動が大切です。慌てず焦らず、飼い主様は出来る限りの行動をしましょう。

1. 保健所・動物愛護センターに連絡

迷い犬は最終的に保健所で処分されます。ですから、保健所に連絡を入れておけば、似たような犬が保健所にやってきた場合に連絡をしていただけます。保健所としても、出来ることなら殺処分などしたくはありません。愛犬がいなくなってしまったら、ためらわず、すぐに保健所に連絡をしましょう。

また近隣に動物愛護センターがある場合は、そちらに愛犬が搬送されたり、目撃情報などが寄せられる場合があります。忘れることなく、連絡を入れるようにしましょう。

2. Twitter・Facebookなどで拡散

Twitterで迷子犬情報をツイートすると、多くの人に知ってもらうことが出来ます。そういった中から、愛犬を見つけ出せた飼い主様もいらっしゃいます。迷い犬探し以外でも、Twitterは災害時・緊急時に有用です。万が一に備え、登録は済ませておきましょう。

3. 警察に連絡

迷い犬を見つけた方は、警察に連絡をする方がとても多いです。また、警察は24時間365日開いていますから、いつでも駆けつけることが出来ます。

4. ポスターを作成する

原始的な方法ではありますが、ポスターを配布したり、人目につく場所に設置するのも有効な手段です。Twitterなどは比較的若い世代には知られていますが、高齢者はまだまだ知らない方が多いのが現実。そういった方に認知していただくためにも、愛犬の最近撮影した写真を添えたポスターを作成しましょう。

5. 自力で捜索する

上記のような対処を行っても愛犬が見つかるまでの間、飼い主様は気が気ではなく、ご自身でも探し回られることでしょう。そういった場合は最後に目撃された場所から、円を描くように探していくのが良い方法とされています。しかし、愛犬を探すことに夢中で、思わぬ事件・事故に見合われることも考えられます。できれば複数人数で、また深夜の捜索はやめておきましょう。